私が働く鉄道会社で起こった非業務効率化のお話です。
今回は第2弾目のFormsの間違った使い方のご紹介です。
前回の間違った使い方のご紹介はこちらからご覧ください。
【パターン1】匿名回答収集方法を知らない(匿名ではないアンケートを作りたがる)
こちらのアンケートをご覧ください。
サブタイトルに「アンケートは匿名で行われます。 Formsの性質上、メールアドレスの取得を行いますが匿名で収集し目的以外では使用しません。」と表示されています。
【問題点1】匿名ではない
このように表示されている場合は匿名ではありません。
必ずメールアドレスが取得されます。
Formsはもともと匿名ではないアンケートと匿名のアンケートを区別できるので、そもそも無駄な記載はいらない
【問題点2】あきらかなウソをつく
「Formsの性質上…」とFormsに機能がないような表記をしています。
実際にはしっかりと匿名で回答を収集する方法があります。
設定の「すべてのユーザーが回答可能」を選択するとユーザー名が「匿名」または「anonymous」と表示されます。
Formsのしっかりした機能を理解し、正しい知識を利用者にも広めていく必要があり!
【パターン2】クイズで記述式を使う(回答が長文)
この程度の文字量なら回答できると思います。
しかし、この記述式は「一言一句、ひらがな、カタカナ、漢字」などすべて合っている必要があります。
【問題点】クイズになるべく記述式はいれない
記述式は回答者によって異なることが多いので基本的には選択式にすることをおすすめします。
クイズで記述式使う場合は単語にするべき 記述式は使わないことに越したことなし!
【パータン3】Officeユーザー情報から取得できる情報を回答させる
このような回答者の職場を答えさせる謎文化があります。
【問題点】すでにあるデータを入力させるアンケート
匿名ではないアンケートはメールアドレスからOfficeユーザー情報から職場を特定することが出来ます。(あらかじめシステム管理者が登録している場合)
この情報をPower Automateを使用して、アンケート結果のExcelシートに役職と職場を挿入することも可能です。
確かに、集計側は楽ですけど、ユーザーも楽にならなきゃDXなんて夢の夢です。
ユーザーにすべて入力させるのではなく、使えるデータは使って「集計側」も「回答側」も楽しよう
【パータン4】アンケートしただけで満足
今ではDXが各企業進んできています。
紙からデータへ、共有の仕方も変わってきています。それはアンケートでも同じです。
【問題点】収集だけ、回答は共有しない、利用方法不明
私が働いてる鉄道会社では、Formsでアンケートする割(使いたがりだけな気がしなくもない)には結果を全くと言っていいほど共有されません。さらにはどこにアンケートを使っているのか定かではありません・・・。
これでは紙の時と変わっていないのは一目瞭然です・・・。
身内で回答結果を持つのではなく、しっかり回答者にもフィードバックする